寒さも厳しくなってきました。
今年もアッという間に終ろうとしております。
私が生まれてから、技術革新により、あらゆるものがスピード化され、有効な時間を過ごせるはずですが、感覚的には時間もかなり速く過ぎている様な気がします。
もう少しのんびりと時間が過ぎてくれたらいいのですが、世話しない生活を送っております。
携帯電話が出てきて便利になりましたが、この携帯電話も世話しない気持ちにさせるモノではないでしょうか?
そして、町のあちらこちらに有った公衆電話ボックスも影をひそめてしまいました。
そんなことを考えていたら、高校時代あの狭い電話ボックスに3人ですし詰め状態に成りながら友人が好きな女子にデートを誘うための電話に付き合った時のことを思い出しました。
今では全く考えられませんが、好きな女の子に電話するという事は、かなり勇気のいる行為でした。
心臓バクバックもイイところです。
勇気その1、彼女の自宅に電話をする為親が出てくる確率が高い。
勇気その2、母親が出てくれれば少しラッキー、父親が出てきた場合は、口から心臓が飛び出そう
な気分。
勇気その3、彼女が自宅に居るか、居ないのか、最悪居留守か・・・・居ない場合は、また電話を掛
け直さなければならない。その場合は、勇気その1から始めなければならない。
勇気その4、彼女がこちらからの要求を快く受け入れてくれるのか・・・・
玉砕した場合すべての勇気がパーになる。
たかが、デートの誘いであってもだ。
そんな、ミッションを遂行するため、一人で電話を掛けるなんてなかなか出来る者は居なかった。
とかく、仲の良い友人に頼み、電話の横に居てもらうのだ。
今考えると、横に居てもらうだけではあるが、何故か力強く感じるのだ。
冬のある日の出来事である。
私の友人Aが好きな女の子をデートに誘うため、私とBと3人で公園の電話ボックスに入り込み電話をした時のお話です。
Aはソワソワしながら電話ボックスに入り込む。
私と、Bがそのあとに続いた。
B:「なんか、ウンコ臭くねー?」
A受話器を取りお金の準備をしながら
A:「誰かウンコ踏んでんじゃねーのー?」
A受話器を耳に当てた状態で靴の裏を見たり、周りを嗅ぎまわっている。
B:「俺踏んでないよ」
俺:「俺でもない」
A:「俺も大丈夫」 辺りを嗅ぎまわっている。
A:「じゃあ電話するぞ!」 勇気その1モードに入った。
B:「本当にクセーなー」
A:「シーっ」
『プルプル・・・プルプル』
A:「あッ!も・もしもし 私Aと申しますが、真理さん居ますか?」
・・・・・・・
A:「あッ! そーですかー・・・・では、またかけます。失礼します。」
A:「居ないってさ~」受話器を掛けようとした時!!!
B:「あ~ やべー」「受話器の耳の所 げ~ 」 爆笑している。
一同受話器を裏返し耳の部分を見た
・・・・・・
なんと、最悪の結末となったのだ・・・・・
その受話器の耳を当てる部分に誰がヤッタのか(-_-;)
Aは顔面蒼白だ・・・
A以外は大爆笑
ウンコが乾いた状態でへばり付けてあったのだ~
その後、Aは公園の水道で耳を死ぬほど洗っていた。
寒い冬の出来事であった。
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