昭和の心
彼が我が家にやって来たのは昭和から平成に変わってすぐの頃だった。
小さい身体だが鋭い目つきで、初めての場所でも堂々としていたのが印象的で「マウント・ケイ・ギヴレット」という素晴らしい名前を持っていた。
しかし、私は改名をする事を決めていたので すぐに名前を変えさせてもらった。
昭和を代表する人「寅さん」 その名前をいただき、その日から彼の名は「寅次郎」になったのだった。近所の方々から名前決めたの?と問われて「寅次郎」に決めました!と言うと、お兄ちゃんが大寅(オオトラ)でこの子が小寅(コトラ)だね~ と爆笑された。
(その当時の私はフラフラ出かける事が多かった為、家族から「寅ちゃん」と呼ばれていたので・・・。)
昭和の心でまず思い浮かんだのは映画「男はつらいよ」の主人公「寅さん」だったので、その名前をいただいた愛犬「トラ」が自然と頭の中に浮かんできた。
寅さん映画は日本の心、心遣いが凝縮している。と勝手に思っている私
カッコイイ紳士や淑女の登場はあまり無いけれど、心の素敵な人が沢山出ているのが魅力的でいまでも放映がある時には楽しく見ているが、年齢によって自分自身で感じる事が違っているのをいつも感じる、でも本質の「心」という部分は初めて見た時と変わっていないかな。
学校の道徳の時間にでも「男はつらいよ」を見る時間を作ったら良いのに。
映画・犬 どちらのトラちゃんには色々教えてもらったな~
愛犬トラが亡くなって ずいぶん時間が過ぎたけど、100%の愛情をくれた。
ありがとう トラちゃん。
waka
0 件のコメント:
コメントを投稿