本日は カンガルー革の縫製について・・・
前回までカンガルー皮革の特徴をご案内してきました。カンガルー皮革は野生動物の皮革という事もあり非常に生産に当たり多くの問題があります。
入手したカンガルーレザーを縫製する訳ですが これもまた大変多くの障害があります。革であるので縫い直しが一切出来ないと言う事は 革製品ではごくごく当り前の事です。一度 針が上を通って穴を開けてしまうと 後が残り 布の様に再度縫い直しが出来ないわけです。
革は薄く 他の革製品同様に 上下送りのミシンを使うわけですが 通常皮革と異なりしなやかで柔らかい事で 布ずれ 革ずれを微妙に起こしてしまうため 上手く縫製ができないのです。相当の熟練した縫製工場でないと 作業は極めて困難です。革の縫製ですが 布の様な感触の縫い合わせが必要な訳です。絶妙なタッチが必要とされる訳です。強すぎでもだめ 弱すぎてもだめと言うような なんとも 微妙な表現の部分を要するわけです。
実際の所 コストを優先する大量生産重視の海外工場ではコスト面では満足いくものの 仕上がりは本当に貧弱であり サンプルを何度も 行ったり来たりさせる作業だけに 歳月を要してしまいました。しかしながら 東京のある小さな縫製工場が(何とパリコレなどの製品を仕上げる)生産を好意的に引き受けてもらえ ついに満足の行く商品へと仕上がり 製品化することができました。
同時に デザイン的なアドバイスも受け・・・ 数十年にも及び 飽きの来ない オーソドックスなデザインの追及 アドバイスも同時に受けると共に より優れた裏地の洗濯 ボタン 縫い糸 パッド
まで 配慮され これぞジャケットの最高峰と呼ぶに相応しい製品となり 第一回目ののラインの生産を終了することができかした。
本当に多くの皆様に 応援され製品化された 真のカンガルー皮革ジャケットそれが VATGEの
VX VS シリーズなのです。
是非ともその 快適さ 耐久性を実感して頂ければと思います。
VATGE
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