20年ほど前から私どもは ドイツ クレツァー社のハサミを輸入しております。当初20年まえばヨーロッパの展示会場で最も幅を利かせていたのが クレツァー社 広大なスペースで商品を見せて
誰もが知る ゾーリンゲンのハサミの老舗でした。勿論今でも同様なのですが その背景は随分
様変わりしてまいりました。
日本では三条の刃物とか 良く言われますが ドイツでもゾーリンゲンと言えばハサミ 刃物で有名です。まあドイツ人で知らない人はいないでしょう。そのぐらい地域がもうその産業1色なんですね。
クレツァー社のハサミは今から100年ほど前に創業を開始した 老舗でヨーロッパ最大のハサミ専門メーカーとして 世界に名を知らしめていました。現在では ヘンケルさんとか良い刃物メーカーが有名ですよね・・・ でもクレツァー社 刃物はやらないんです ハサミ専門なんです。ハサミ以外
知らないんです。こだわりの凄いものがありますよ・・・ ハサミの種類に関しては1,000種類くらいは
あるのではないででしょうか 勿論現在 製品として在庫されているのはその中の数百でしょうけど・・
そんなドイツの老舗も ここ数十年で中国産のハサミの市場介入にだいぶ押されてしまっています。展示会のスペースも毎年縮小しているわけですが・・・ 老舗と言う強さは そ縮小が止まって
からなんです・・・・ 本物はいつもこう言う逆境にさらされて磨かれるのです。
当初20年前に ハサミを大手百貨店さんのバイヤーさんにみて頂いた時に 下記のハサミ ロールアップといいますが (リンクはこちら) そんなバカみたいな意味のないハサミ取扱なんて アホとちゃうか!と言われた覚えがあります。確かに 可笑しな形のハサミですよね・・・ でもここ20年
私の家にはこのハサミが実際に生き生きと存在しております。そしてなんて 美しいハサミなんだろうと・・・ 使いやすさ 安全性 耐久性どれをとっても 他に敵う商品はないのではないでしょうか・・
筆箱の中にポン入れておいてもOK 安全ですよね先が 子供さんも・・・ 切れ味はもう これは
ブログでいえないのが残念 その辺の ハサミと訳が違います。 弊社 鎌倉店 のお客様の
中には 来るたびに違うスタイルのハサミを購入して帰っていかれるお客さんがいらっしゃいます。
「本当に素晴らしいハサミだねって」・・・
その家を見るのは 先ずハサミからと私は個人的に思います。いいものは本当にいいのです。
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